導入企業様の声

これほどラッピングで付加価値が付くとは
予想していませんでした。
結い人はなくてはならないパートナー。
Made in Japan ブランド限定のECプラットフォーム「BECOS」を運営するKAZAANA様において、結い人ではラッピングから在庫管理、発送までトータルで請け負っています。結い人のサービスについて、KAZAANA代表取締役社長の樫村健太郎様と営業部長/BECOS Journal 編集長の赤津陽一様に伺いました。

インタビュイー

株式会社KAZAANA
2017年9月4日の設立。ECプラットフォーム「BECOS」とメディア「BECOS Journal」を組み合わせたメディアコマースプラットフォームを運営する。

代表取締役社長
樫村健太郎氏

営業部長
BECOS Journal 編集長
赤津陽一氏
商品にある「意味」を伝えると買っていただける
KAZAANA様はどのようなビジネスをされているのですか?
Made in Japan ブランド限定のECプラットフォーム「BECOS」を展開しています。
「BECOS」は、ただ単に商品を並べて、多くの商品を安く、早く届けるというECサイトではありません。
私たちが大切にしているのは、商品の魅力や価値を伝え、商品を受け取った方が笑顔になることです。
そのため、日本の職人さんが作るMade in Japanにこだわった贈り物や、工芸品などを販売しています。



EC市場は伸びているものの、工芸品に特化する、というのはなかなかありませんよね。
日用品や洋服が購入できる、Amazonや楽天、ZOZOTOWNといったECサイトがありますが、伝統工芸品となると、どこで買ったらよいか思い浮かびません。Made in Japanを売っているECサイトがなかったんです。
もちろん、ないのには理由があり、ビジネスとして難しさもあると思います。しかし、今から日用品やファッションでトップを狙うのは困難ですが、メイドインジャパンの工芸品というくくりなら狙って行けると考えました。
工芸品の人気はどうでしょう?
現代の生活スタイルにマッチしているもの、サイズやデザインや用途に対応できている商品が売れています。例えば、大きな仏壇では現代の家では正直、置く場所はありません。でも、サイズを小さくしてデザインも変えるなど工夫した商品は生き残っています。
具体的には?
新しい感覚のだるまや招き猫は売れています。サイズもちいさく、飾っていても邪魔にならなくて、現代的にデザインが進化しているところが人気です。
とはいえ、「だるまです」「招き猫です」と言うだけでは売れません。だるまの意味や、招き猫が挙げている手が右手と左手がある意味などを伝えると、興味を惹かれて買っていただけます。
赤津:右手を挙げている猫は金運を招き、左手を挙げている猫は人(客)を招くとされています※ また、近年では白や赤、黒、ピンク、青、金色のものもあり、色によって「学業向上」や「交通安全」「恋愛」など、意味が異なります。
昔ながらのものを今風にアレンジしているのが
受けるんですね。
開店祝いなどのお祝いに購入される方が多いですね。また、職人さんと一緒にクラウドファンディングを展開したり、一緒に新商品を作ることもあります。それに、職人さんにアドバイスさせていただくこともあります。
職人さんからの抵抗はないですか?
それはとてもあります。しかし、ときには過去を否定するアプローチも必要です。もちろん、言われて面白くはないでしょう。でも、職人さんも「変わらないといけない」と悩んでいます。新しいことにチャレンジしたいという人と一緒に組んでやることを考えています。

「工芸品でも現代の生活スタイルにマッチしている商品が売れています。」
ギフトの販売に、結い人は力強いパートナーになってくれると考えた
結い人のサービスの、どのような点に興味を持たれたのですか?
結い人さんと知り合ったのは、私がある交流会でライトニングトークを行ったことがきっかけです。
終了後に結い人さんから声を掛けていただき、名刺交換をしたのですが、次日にはメールが届きました。
そのメールで、結い人さんが有料でラッピングを行うサービスを展開されていることや、ギフト市場の分析、ラッピングでショップに付加価値を付けることのメリットをご説明していただきました。
しかし、我々がこれまで安価で行ってきたラッピングを1000円、2000円という高額で提供するのはどうなのか、ラッピングすると価格が2割3割上がることをユーザーが受け入れてくれるのかと、正直、戸惑いもありました。

「高額なラッピングがユーザーに受け入れられるのか、
戸惑いがあった」
しかし、調べてみると、ラッピングを専門として、しかも発送まで行ってくれる会社はそれほど多くはないとわかりました。「面白そうなビジネスだな。一緒に組めたらいいな」と思い、テストから始めることにしました。
導入の決め手は何だったのですか?
サイトを立ち上げた当初、販売も伸びず、悩んでいた時、ギフトでアプローチすることを考えました。それまで「有田焼のお皿です」「備前焼のビアカップ」とアピールしていたのですが、それではお客様には刺さらないと分ったからです。有田焼や備前焼を探している人の分母が少ないですから当然のことです。しかし、ギフトなら探している人はたくさんいます。ギフトに適している商品として工芸品を知ってもらうことに舵を切ることにしました。
弊社では「BECOS Journal」というwebメディアを使って集客しているのですが、そこでは工芸品ということをあまり強く打ち出さずに、ギフトとして紹介し、「この商品の背景にはこういうことがあり、誰々が作り、こういった意味があります。だから贈り物にピッタリです」と説明しています。
工芸品には職人さんや産地に背景があります。工芸品をギフトに意味変換できれば、ギフト市場は10兆円くらいの規模があるので、マーケットも大きくなります。
「工芸品をギフトとして贈る」と考えると、必然的に「ラッピングにも力を入れなければならない」ということになりました。結い人のサービスはギフトに必要なラッピングや熨斗、メッセージカード、花束、紙袋まですべて用意して発送してくれる。商品に化粧箱がある場合はそれを使いますが、化粧箱のない商品でも、結い人さんが化粧箱を用意してラッピングしてくれます。力強いパートナーになっていただけると考えました。

父の日ギフトの例 備前焼の片口とお猪口
ブランド:恒枝直豆 化粧箱のない商品をラッピング。
ラッピングから発送まで、結い人はなくてはならない存在
「BECOS」に結い人のサービスをどのように組み込んだのですか?
結い人さんにラッピングなどギフトオプションの見本写真を用意していただき、それをBECOSに掲載しました。
商品を購入する際にラッピングやのし、花束、メッセージカードなどのギフトオプションを追加することができます。
見ていただけるとわかりますが、ラッピングは簡易的なものでなく、とても素晴らしいものです。結い人さんからラッピングの写真を送ってもらって見たとき「これは売れる」と思いました。
結い人のラッピングにしていかがでしたか?
以前は社内のスタッフで、簡易的なラッピングをして熨斗を付けるとかそのレベルでした。今のようにドライフラワー・花束やメッセージカードをつけるということはありません。それでラッピング代として500円をいただいていました。
それが、結い人さんのラッピングを導入してから6000円の品に4000円のラッピングを付けて1万円を支払っていただけるお客様もいて、正直、驚きました。500円より1000円以上のラッピングの方がよく売れています。場合によってはギフトオプションの方が商品価格より高くなる場合もあります。やってみるとラッピング付きで決済される率が高いことがわかりました。

ドライフラワーBOX
ドライフラワーの花束をあしらったラッピングは結い人ならでは。花束は取り外して飾りとして長く楽しめる、二度嬉しいギフト。

メッセージカード
土佐和紙と水引を用いた和モダンなカード。
手書きでのメッセージの代筆も。
ラッピングを希望する人はどれくらいの率なのでしょうか?
約40%から45%がギフト用です。結い人さんのラッピングを販売し始めた4月、5月は、初任給でプレゼントしたいという需要が多くありました。あと多いのは開店祝ですね。
これほどラッピングで付加価値が付くとは予想していませんでした。
ラッピングを選ぶのは苦手、というお客様にはどう対応されているのですか?
BECOSでは「親しい方へ」「お祝い・お返し」「御礼・目上の方へ」「結婚祝い」「出産祝い」など、ギフトシーンごとに各3種類のデザインを用意しています。和紙や水引にも意味があり、選んでいただきやすいようになっています。
それでも困る方には、ギフトコンシェルジュがお答えするようにしています。日本では良くても海外では悪い意味になることや、宗教的にタブーになることもあるので、コンシェルジュが相談に乗っています。
それは嬉しいですね。
熨斗にご自分のお名前じゃなくて、贈る相手の方のお名前を書く人もいらっしゃいます。そのようなことも気をつけてあげなければ、お客様に恥をかかせることになりますからね。
結い人さんにお願いすることにしたのにはもうひとつ理由があって、注文量が増えてきて、内製では対応が難しくなってきたからです。結い人さんなら商品を預かってくれて、ラッピングして発送もしてくれる。とても助かっています。

結婚祝いのラッピング
和紙の柄や飾りの水引も婚礼祝いに適したデザインに。

目上の方へのお礼に
特に男性の上司や取引先様へのギフトに人気のラッピング。
他社と比較検討はしたのですか?
何社か倉庫に話を聞きに行ったことがあります。でも、お任せするに至りませんでした。工芸品は繊細なものが多いので、梱包に手間がかかるんです。それに、「割れ物や高価な品は扱えません」という会社が大半でした。なにより、「工芸品をギフトに意味変換する」という狙いがあったので、ラッピングのクオリティは必須でした。その意味でも結い人さんしかなかったというところです。
価格面はいかがでしょうか?
結い人さんは初期費用や月額固定費用なしで、ラッピングは売れた分だけをお支払いするスタイルでやっていただいています。
商品のなかにはラッピングは不要ということもあります。その場合でも結い人さんには発送を請け負っていただいています。
バックヤード周りというか、発送関係周りはすべてやっていただいているので、当社は職人の開拓やマーケティングに注力できるようになりました。ラッピングの付加価値だけでなく、発送業務も効率化できて、結い人さんはなくてはならない存在ですね。

ラッピングをご利用になったお客様の声

「また使いたい」
知人へのお礼の品に、こちらのラッピングを選びました。
直接届けていただいたので、出来上がりを見ていませんが、相手はとても喜んでくれてラッピングの写真を送ってくれました!
少々値が張りましたが、喜んでくれたので本当によかったです。 また別の機会にも利用させていただきます。

「特別感がある」
両親への贈り物に、記念としてお花を贈りたかったので、こちらの包装をお願いしました。とても可愛い仕上がりで両親もとても喜んでくれました!ラッピングを解いた後も、ドライフラワーをリビングに飾ってくれています。

「素敵な仕上がりでした。」
風呂敷で大皿を包んで頂きました。華やかなデザインの風呂敷で可愛かったです!しっかりとした風呂敷なので、風呂敷についての説明書などついていると嬉しかったです。
